日本の和の精神についてアメリカ視点で語ったという
記事があったので興味を持って見てみました。
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欧米社会では協調性をあまり重視しない傾向がある。「きしむ車輪は油をさされる」という英語のことわざがあるが、「意見を主張する人ほどその意を汲んでもらえる」という意味で使われるようだ。筆者は、「自分が成功する必要があるなら、たとえ同僚に立ち向かっても自分の要求を話し貫く姿勢が求められる」という考え方は欧米人には浸透していると語る。
一方、日本では「出る杭(くい)は打たれる」と一般的に言われる。筆者は日本滞在中、「調和と協力を維持することはどんな個人の成功より重要だ」と痛感。日本文化も含めてアジアの国々では、グループ全体の利益は一個人の必要性や希望よりはるかに優先されると指摘。「意見や欲求を主張しすぎると、グループから追放される恐れがある」とまで感じたようだ。
参考
【米国ブログ】日本の和の精神「連帯感はあるが、なれ合いも」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1102&f=national_1102_008.shtml
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欧米社会では自己主張をしないと生きていけなく、
主張をしたもの勝ち、自分の意見を言わないというのは許されない
空気があり、個人主義で相手を気にかけないとまでは言わないが
対立する意見でも堂々と主張するという習慣があります。
日本では和を重んじるあまり、遠慮、奥ゆかしい、協調という考えが
進んでしまい、会議で積極的発言は良くない、上司に波風を立てるなんてことは
良くない、相手に合わせることが大切という面が強くなりすぎてしまいました。
たから、これからアメリカ型だ!欧米型だ!
というように自分の精神を変えよう、社内の風潮を変えようという
変化が起こったのは間違いありません。
そうして変わってきたのが今の世の中です。
では今のアメリカの状態は本当に良いのか?というとかなり怪しいとしか
いえない状態になっています。
そしてアメリカ人に話を聞くと、日本の話の精神は素晴らしいという
意見が出て日本に住みたい、日本で生活したいと言っているのです。
結局、集団主義→個人主義→集団主義
とまた戻ってきている面はあると思います。
良い部分も悪い部分もあって、言葉だけではない
日本の良さというのもあることにはあったということなんでしょう。
日本もアメリカも理想にはほど遠い現状がある以上
どちらも正解ではなく、正解は微妙な折衷案または新たな考えと
いうところなのでしょうが、実態は何もわかりません。
今はこの問題は回答を出す時期ではなく、
思考錯誤を続けていく時期と言えるのでしょう。