シンドラー社の事故でシンドラー社にどうしても
目が行きがちということですが、メンテナンスを
行っていたのはどこかということを考えて調べてみたところ
日本エレベーター工業が実施しているということが
わかりました。
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参考 ウォールストリートジャーナル
同署によると、同ホテルのエレベーターはシンドラー社が年1回、
同社から委託を受けているメンテナンス会社「日本エレベーター工業」(同市)が
月1回、点検している。最近はシンドラー社が2月7日、日本エレベーター工業が
10月15〜16日に点検していたが、異常はなかったという。
http://jp.wsj.com/Japan/node_539741
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日本のシンドラー社も日本エレベーター工業が前身と
なっているので非常に紛らわしいのですが、別会社のようです。
ついつい、外資系の会社のエレベーターということで、
この会社が悪い、外国製はよくないんだ!、外国製だとしっかりして
いないのでは?と目が行きがちなように思えます。
もちろん悪くないなんていうつもりもありませんし
擁護するつもりもないのですが、
点検していたのは日本の会社なんです。
また、いくら外資といっても、日本にもきちんと支社があって
そこで働いているのは全員外国人で外国のルールで事業を行っている
なんてことはなく、日本人がいて、日本のルール・基準で事業を
行っているんです。
そういう意味でいえばここも「日本の技術」が投入されていて
かつメンテナンスにも日本の技術が使われていたと見ることが
できます。
もともとのシンドラー製を疑うということも当然しなくては
いけないですが、日本のメンテナンス技術、こちらの方も
実は隠れた問題だったりしないのでしょうか?