マルちゃん正麺が売れているのは周知のとおり。
確かにおいしいこの商品。何故こんな大ヒット商品が
生まれたのかについての記事がありました。
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1990年以降、不動産投資で失敗する食品メーカーもある中、同社は
投機的な活動を控えてきた。確実に稼げるところを見極め、そこで稼ぐ。
その結果として生まれた潤沢なキャッシュが、新たな商品開発の原資となり、
今回のヒットに繋がったと考えられる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121114-00007817-president-bus_all
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この話、一見最もらしいようなところで結果論ですよね。
投機的な活動を抑えてきたことが高評価されていますが、
経済の全体の影響を受けたという結果があるのみで、もし
その投機行為が上手くいっていれば、そのとき各社は
「投資」に成功したと評価され、投機的行為をしなかったことを
攻められることになると思います。
また、「確実に稼げるところを見極め」
と、一体どこが確実に稼げるところなのでしょうか。
そんなところが本当にあるのであれば各社その分野に
殺到し、あっというまに稼げないところに変わってしまいます。
確実なことはなく、ある意味イチかバチかの勝負であったはず。
テストマーケティングを繰り返してその確実性を高めることは
していっても、商品を開発する方向性や市場の評価に
確実なんてものはありません。
堅実にやるのがいいという結論もありません。
結果を評価するのは簡単ですが、本当のところはこのような
表面的な話ではなく、どう舵を切ったかというところを
知りたいですね。