かつて日本の食生活は米を中心とした比較的質素なものが
一般的なものとなっていました。
ところが、食生活が欧米化し、動物性たんぱく質や脂質を多くとるように
なり、肥満傾向は強くなってきました。
ファーストフードの人気もあり、この傾向はますます強まっているのでは
ないかと思われます。
運動量の低下も、肥満の増加との関係があります。
近所に行く時も自動車で移動したりすることが増え、
オフィスもデスクについたままで作業するという業務が
増え、もはや意識的に運動しない限り運動不足となってしまう
状態なのです。
また、ストレスと肥満という関係もあります。
現代はストレス社会であり、ストレスを発散させるために
アルコール、気分転換のために贅沢なディナーを取る等で
過剰なカロリーの摂取になり肥満に繋がっているとも
いえます。
脂肪は放っておくとどんどん蓄積されてしまいます。
成人の5人に1人、さらに50歳以上の男性の場合は2人に1人、
女性の場合は3人に1人が中性脂肪を中心とする高脂血状態にあると
言われています。
中高年層の3~5割が高脂血症を疑われているという極めて高い
数字が出ています。
じわじわと肥満が進行していくため、若い時期からの肥満対策というのも
今求められているといえます。