肥満を解消するためのダイエット方法は、大きく以下の2つに
分類されます。
・食事療法
・運動療法
どちらにしても、正しい目標を設定して、無理なくできるように
していくことが重要です。短期間での過激な原料や食事を抜くと
いうようなことは避けて、できれば医師の指導のもと、からだに
負担をかからないダイエットを目指すのが良いでしょう。
食事療法は、摂取カロリーを制限することによって、からだに
蓄積された中性脂肪をエネルギーとして使って減らすことが
その目的となります。
このとき、脂肪とともに筋肉も減少してしまうことになります。
筋肉はからだの脂肪を燃焼させるのに必要な組織です。
もし途中で食事療法をやめて、もとの食習慣に戻してしまった場合、
中性脂肪の燃えやすい筋肉が落ちてしまった分、エネルギーは以前より
使われなくなります。
ですから、減っていた体重はすぐ元に戻るというリバウンドが発生
してしまうのです。リバウンドの問題として、基礎代謝の量が減って
しまっているため、以前より太りやすい体質になってしまっていると
いうことがあります。
使われるエネルギー量を増やすことで、蓄積された脂肪を燃やそうと
するのが運動療法です。運動療法には単純にカロリーを消費すると
目的だけでなく、他に大きな効果があります。
1つは、筋肉量を増やすということです。筋肉量が増えれば何も
していなくても基礎代謝が増えるためカロリー消費に繋がることに
なります。
もう一つはインスリン抵抗性を改善してくれるという効果があります。
運動、とくに有酸素運動といわれる運動を持続して行うことで、
インスリンが効きやすいからだになっています。
これによって生活習慣病が改善され、合併症を予防することにも
繋がるのです。