肥満メカニズムを東北大が解明したということが
ニュースとなっていました。
実際は凄い業績だと思いますが、単純に見れば、
飢餓に備えて栄養分を蓄えておく仕組みになっているのは
周知の事実だと思います。
人間の歴史の中で飽食となった時代は
本当にこの数十年だけであり、後は満足に
食糧がなく、食べることに苦労していた時代が
ずっと続いていたため、人間の体としては
なかなか食べることができない場合でも生き抜くという
ことに適応したものになっているんでしょう。
だからといって、では食べる量を減らしましょうと
いうのは解決策にならないんです。
運動をすれば痩せますというのもわかっていて、
それを実行できないのが悪いとも一概に言えなくなって
きています。
普通の量しか食べなくても太る状況になってしまって
いて、しかも一体いつ運動する時間や体力があるんだと
いうくらい過酷な状況で勤務している人なんてたくさん
いるんです。
そうすると、次は太らないメカニズムを解明して、
太りにくい行動パターンを作っていったりするしか
ないのではないでしょうか?
今でも個人向けのダイエットメニューや運動を
策定・管理するようなジムも出てきていますが
まだまだ高価ですし、汎用的になっているとは
いえません。
このあたりが更に科学の力で何とかなって
くれればなと思ってしまうのです。