自民党 36.4 31.6 31.4 33.4 34.3 30.2 31.8 27.7 27.4 32.8 34.0 31.5 (31.9)
民主党 14.8 13.3 13.9 12.0 13.0 15.1 20.5 26.0 24.5 18.9 21.6 19.8 (17.8)
上記は何の数字だと思いますか? 実はNHKの2007年1月~12月の自民党と
民主党の政党支持率調査の推移です。( )内は、1年の平均値になっています。
ほぼ、ダブルスコアで自民党が勝っていますね。
一方、右の数字は何だと思いますか? 自民党28.1 民主党39.5
これは同じ2007年7月の参院選比例区得票率です。
約1.3倍で民主党が勝っていますね。
ではなぜこのように、マスコミ世論調査と、国政選挙得票率の大きな
乖離が起こるのでしょうか?
一つには調査方法に関係があると思います。NHKでは、数千の電話番号を
ランダムに発生させ、その20歳以上の電話番号所有者を対象に週末3日かけて聞く、
という方式をとっているようです。
しかし、この方式のどこに問題があるのでしょうか?
まず電話番号というのは、固定電話に限られ、固定電話がある世帯に
限られるということが一つです。
例えば若い層や単身世帯では携帯だけで固定電話を
持っていない場合が多いですね。
また、もともと政治に関心が薄く、選挙に行かない層のいいかげんな
政党選択が含まれ、一定政治的関心がある層の主体的選択である
選挙とは異なるということもあるでしょう。
ともかく、これだけの乖離が現実にある以上、調査方法を大幅に
改善すべきであり、それをしないで数字を垂れ流すことは
不当でさえあると思いますが、みなさんはどう思われますか?