日本人って何かを習得しようとする際に、すぐに習い事やスクールに通ったり、
高額な通信教育セットの購入をしたりと、何にでも依存心が強い方が多いですよね。
例えば子供の成績を上げるためには、塾に通うか家庭教師を付ければ良いと
いう結論しか出せなかったり、語学を習得する際に、英会話教室に通うか
通信教育セットを揃えないと習得できないと思い込んでいたり、ダンスや
ヨガを楽しむのもスクールに通わないとできないと思い込んでいたりと、
いろいろな事を始めたり習得していく際に選択肢が少ないですよね。
ここで一番大切な事は、何のためにそれを習得するのか、実行するのかという事です。
子供を賢い子に育てたいのなら、成績を上げるために勉強させる事は大切ですが、
何よりも知的好奇心や自分で学ぶ力を身につける事が大事だと思うのです。
どんなに塾に通っても、優秀な家庭教師を付けてたとえそれで
成績が上がったとしても、それが受身の学習であったり、知的好奇心が
育たなかったら、時間の経過と共に勉強した事を忘れたり、何か問題が
起こったときに問題解決能力を発揮する事ができなかったりするのです。
そして語学やダンス、ヨガなどを身につけたいと思った時に、それは必ず
スクールに通わないとできない事なのか、それとも自分でも習得できる事なのか、
何のために習うのか、といった事までじっくりと考えて行動する事ができない人が多いのです。
お金を使わないと趣味を持つ事ができない、何かを習得する事ができないと
思い込んでいる方がほとんどなので、もっとフレキシブルな思考で自分が
求めている事に対して、どんな方法で習得するのがベストなのか、といった事まで
考え抜ける力が大切になってきます。
選択肢を広げる、すぐにお金や物、スクール等の媒体に頼らない、そういった事が
できれば、自分の価値観をしっかりと定めながら周りの情報や広告に振り回されずに
人生を歩む事ができるようになります。
多様化している現代社会で大切な事は、自分で考え抜く事ができる判断力なのです。