色々な病院の前で働いていると医師の良し悪しも見えてきます。
この先生、やめた方が良いかも・・・と思っても患者さんに
直接は中々言えませんが、何例かご紹介したいと思います。
1.慢性疾患なのに処方日数が14日
総合病院では長期処方は当たり前ですが、個人の診療所ではお願いしても
何だかんだと短期の日数しか処方してくれないことがあります。
お医者さんも商売ですから、個人のクリニックではどうしても
回数を稼ぎたい心情は仕方ありません。ですが、高血圧で症状が
安定している場合などは28日分は処方してくれても症状の急変はないでしょう。
雇われのお医者さんでも、クリニックではお給料が歩合制のことも
あるのでやたらと少ない日数で受診を勧めてくる場合は商売っ気が強いでしょう。
ただ、この場合は商売人なだけで直接腕が悪いといったわけではないので
時間とお金に余裕があれば問題ないと思われます。
医療費がパンクしそうな日本経済を考えると良くはありませんが。
2.大きな病院を紹介してくれない
一人で最後まで責任をもって治療する、と言えば聞こえは良いですが、
個人のクリニックではお医者さんの腕に関係なく限界はあります。
本当の名医はいち早く病状を見極めてくれる人でしょう。
自分の手には負えないから、総合病院を紹介するなどとすぐに言われれば
責任感のないお医者さんと思われるかもしれません。
しかし、手遅れになる前に回してくれる良心的な意医師なのです。
③薬をやたらと使う
強い薬を出してくれると確かに症状はすぐ良くなりますし
名医との評判がたちます。
しかし薬剤師の立場からみると大変危険です。
例えば大したことのない風邪で抗生剤を使い続けた子供。耐性が出来てしまい、
いざ症状がひどくなったとき既に薬が効かなくなることがあるのです。
本当に患者さんのことを考えるならば、本人の免疫を最大限
活かしてあげることが大切でしょう。
以上の点に気を付けてお医者さんを選んでください。