雑記

子規、漱石、百閒~小鳥好きな文豪たち

投稿日:

memo1228
正岡子規と夏目漱石は学校の同窓で、同い年の親友。
内田百閒は漱石の弟子です。

ただし、子規は三十五歳で亡くなっており、漱石が「吾輩は猫である」で
作家デビューしたのはその三年後ですから、百閒と子規は一度もあっていません。

子規と漱石には寄席や俳句といった共通の趣味がありましたが、
それとは別に「小鳥好き」という意外な共通点がありました。

漱石の作品に「文鳥」という小品がありますが、実際に飼っていて、
死んだ文鳥は自宅の庭に、例の小説のモデルとなった「猫」といっしょに
埋められたといいます。

一方の子規は若くして肺結核を患い、晩年は自宅でほとんど寝たきりの状態でした。
その苦痛を慰める意味もあって、庭に大きな鳥かごを設け
(友人が子規のために用意してあげたといいます)、そこに10種類もの
小鳥を飼い、座敷からながめるのを楽しんでいました。

籠は自宅用のものではなく、動物園の「小鳥コーナー」で使うような大きなもので、
たくさんの違った種類の鳥たちが飛び回る光景は圧巻だったろうと思います。

子規の死を、親友漱石は留学先のロンドンで知ります。留学中、漱石は
ノイローゼのようになって、帰国後も精神の安定しない時期を過ごしました。

その「気晴らしに」と小説を書くことを勧めたのが、俳句仲間の高浜虚子。
その勧めを受けて漱石は「吾輩は猫である」を書いて、たちまち人気作家に
なったのです。

成功した漱石を慕って、多くの若者が門を叩きました。
芥川龍之介もその一人。そして、内田百閒も同門となりました。

百閒の小鳥好きは、また桁違いで、狭い自宅に40羽もの小鳥を
飼っていました。

小鳥は種類もまちまちですので、一羽ずつ別の小さな竹籠に
入れていました。

その大量の籠を大八車に乗せて引っ越しをした時、
それを見た近所の人が「鳥屋さんが越してきた」と思ったそうです。

その百閒が、自分の飼っているいる小鳥を着物の懐に入れて、
漱石に見せにいったという、ほほえましいエピソードも残っています。

以上、3人の文豪の意外な「小鳥好きつながり」の話でした。

adsense

adsense

-雑記

執筆者:

関連記事

no image

「私の青空」日本オリジナルは「流行歌の鼻祖」二村定一

現在オンエア中のフジカラーのCМで、スタンダードナンバー 「私の青空」が使われています。 歌詞を変えていますが、オリジナルの日本版は 「夕暮れに仰ぎ見る、輝く青空。~狭いながらも楽しい我が家」と いう …

no image

monsters 第4話 感想

monstersの第4話を見ました。 急に医療ドラマみたいな空気になってきましたね。 査問委員会ですが、あの展開はちょっとなくないでしょうか? 医療機関の内部の委員会の場に警察が出ていって どちらが査 …

no image

美人が多い都道府県 1位秋田 2位東京 3位福岡 その理由は?

美人が多い都道府県についてアンケートを 実施したところ1位秋田 2位東京 3位福岡と なったという結果が出たそうです。 (参照) 美人が多い地域といえば…? 「綺麗な人が多い県」ランキング結果 htt …

no image

カップ焼きそばはカップラーメンよりカロリーが高い

一日ほとんど水とカップ焼きそばしか食べてないけど 体重が全然減らない・・なんていう書き込みを見つけたので、 気になってカロリーを調べてみました。 日清食品 日清 ソース焼そば カップ 104g 501 …

マックのコーラグラス 100周年記念版の口コミ・評判は?

マクドナルドが100周年記念ということで コーラグラスの販売を行うようです。 今回はプレゼントではなく「販売」ということで セットにプラスで100円を追加して購入することに なるか、もしくはグラスだけ …

アーカイブ