英国の発明家ベイリストリバーの発言で、インターネット浸けに
なってしまうと創造性とスキルが育たなくなってしまうという
ものが出ています。
自らの手で何かをすることができなくなってしまうと
いう話です。
google検索に依存してしまうので、自分なりの
やり方で物事を調べられなくなる。
こんな議論はよく起こる話ではありますが、
本当にそうなのか?ということをよく思います。
google検索に頼るから創造性がなくなる
→本で調べるのであれば、創造性が生まれるか?
本で調べて解決してしまうので、創造性が生まれないという
問題に戻らないか?では人に直接聞いたほうがいいか?
→人に直接聞くことであれば創造性が生まれるのか?
人に聞いて解決してしまうので、創造性が生まれないという
問題に戻らないか?では自分ですべて実験したほうがいいのか?
→自分で実験することが、人に聞く、調べるよりも本当に創造性が
生まれるのか?自分の知識のみで行うことによって考えが原始化してしまい、
新たな発想が生まれにくくなるのでは?
・・・とツールが変わっても、問題は解決しないように思います。
今の若者はよくない・・という言葉は何十年も前から、何十年どころではなく
実際はいつの時代も言われていることがわかっています。
最近の若者は、なんて発言は自分の時代を正当化する以上の意味を
持ちません。(言うだけでなくそれを改善につなげていく上での分析で
あればもちろん重要なものとなります。)
googleが生まれたから、依存してどうこうではなく、
googleはあくまでツールの一つ。
これを使ったから手を動かさないとかは偏見であり、
生まれるものは生まれていくと思います。