アメリカの研究ですが、59~80歳の音楽家と音楽家ではない人の
70人を集めてテストした結果、知力、視覚空間判断力、言葉の記憶、
言語想起、運動の機敏さにおいて音楽家の方が高かったということが
わかったという話が出ています。
出典元(英語)
Musicians’ Brains Might Have an Edge on Aging
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=667292
良い話ですが、この実験結果は小児期に音楽を学んで
相当の期間続けていた人の結果であって大人になってから
始めた人がどうなったかを表したものではありません。
ただ、実際に音楽をやっている人って生き生きしていませんか?
高齢者に限らず、一般的なサラリーマンであったとしても
余暇・レジャーに音楽を演奏している人は何か目の輝き・
バイタリティーが異なるような傾向があるように思います。
これは音楽に限らず趣味に没頭しているということで
仕事に追われる生活を送っている人とは違うというところが
大きいのかもしれません。
音楽を演奏することは指も動かしますし、インスピレーションや
タイミングをあわせる等さまざまな要素があり、また他の人と
演奏する場合はコミュニケーション等本当にいろいろな要素が
絡んできます。
そういった要素がだんだんと年をとっていくという要素を
防ぐ役割があっても、大人になってからであっても老化防止の
役割を果たしても全くおかしくないと思います。
眠ってしまっている楽器がある人は思い切って
掘り起こしてみるなんていかがでしょうか?
最初は面倒くさいと思ってしまいますが、
やってみると楽しいのは間違いありません。
そして楽しいだけでなく、こうしたことが体や心を
良い状態に持っていけるのだと思います。