今回の衆議院選挙で政権交代し、自民党の安倍総裁が首相に就任しました。
安倍首相は身長177cmの長身でスーツの着こなしもまずまずです。野田前首相
は体型や顔かたちもありますが、スーツが似合っていませんでした。
日本の政財界のトップの人をみていて、この人はスーツを上手に着て、似合って
いると思える人はほとんどいません。オーダーメイドにしろ既製品にしろ
値段の高いものを身につけていると思うのですが、着こなしのセンスがありません。
これまでの首相のなかでまずまずセンスが感じられたのは、細川・小泉・麻生
首相です。細川・麻生両氏は名門の出身ですから、幼少時から身なりについて
のセンスが磨かれたのでしょう。
世界に目を向けると、サミット、G7、EU首脳会議などに各国のトップが集合
します。アメリカのこのところの歴代大統領はとくに悪くはないけれども、けっして
いいわけではありません。一方ヨーロッパのトップにはセンスが感じられ、
よく似合っているいる人が見受けられます。最近ではヨーロッパ中央銀行の
ドラギ総裁、トリシエ前総裁などいつもスーツをピタリと着こなしています。
それぞれ出身国がイタリア、フランスとファッションに関心のある国です。
イタリアはモンティ首相やベルヌスコーニ前首相もまずまずです。
フランスは女性ですがIMFのラガールド専務理事がいつもエレガントな
着こなしをしています。同じ女性のドイツのメルケル首相は残念ながら
センスがありません。
こうしてみるとトップにたつ人もその出自によって、ファッションセンスが違う
ように見受けられます。