「愚痴をこぼすな」
「文句ばっかり言うな」
など、ネガティブな言葉を使うことはダメだと言われています。
しかし、実際のところはそうでもないのです。
ある心理テストで
リストラした人に対して
1.不満を日記などに書く
2.特に何もしない
という二つのグループに分けました。
その結果、
圧倒的な差で1の人々が再就職に成功したのです。
実は不満やストレスと言うものは何かに吐き出したほうがいいのです。
それを下手に我慢して溜めこんでしまうとかえって体に悪いのです。
同じような形で不眠に悩む学生に対して同じような実験をしました。
すると、やはり不満を吐き出したグループのほうが成績が良くなりました。
これを
エモーショナル・ディスクロージャー
と言います。
このようにマイナスの感情を
「言う、書きだす」
ということをハッキリ行うことで、かえって気持ちがすっきりしてしまうのです。
だから冒頭で書いた不満を言ってはダメというのは間違いなのです。
ただ、不平不満を人に言うことはマイナスの感情を人にぶつけることになります。
そうすると言った本人はすっきりするかもしれませんが、
言われた人間にとっては嫌な気分にさせてしまいます。
肝心なのはマイナスの感情を「言う、書きだす」ことです。
別にわざわざ人に言う必要性はありません。
そんなことをしないでも、
・日記に書きだす
・ブログに書きだす
などすればいいだけのことです。
あくまで自分の中に閉じ込めないことです。
そうすることでストレスを解消するのも一つの手段です。