馬油とは、馬の尾の付け根、たてがみ、皮下脂肪から脂肪分を精製ろ過し、
不純物を除去した油です。
馬油の歴史は、なんと4000年前の中国まで遡るそうで、
昔から火傷や切り傷に効くと言われてきたそうです。
また、馬油は、人の皮脂にきわめて近い成分を持つと
言われていて、肌に塗った時に肌に馴染みやすく浸透しやすいのも特徴です。
馬油は、大き目のドラッグストアに行けばほぼ置いて
あるはずですが、その際、注意したいのは成分です。
表示をよく見て、馬油100%のものを選ぶようにしましょう。
そんな馬油は、乾燥した肌にもとても効果的です。
馬油は、紫外線に当たってもアブラ焼けをしないので、
昼夜使うことができます。
使い方としては、洗顔後、水分を拭かず、しばらく肌に水分を吸わせ、
また水分を肌に馴染ませるようにした後、まだ濡れている肌に馬油をつけます。
その際の馬油の量ですが、よく小豆粒大、と書かれていることが
多いようですが、それでも多すぎると感じる人がいるようです。
馬油の量が多すぎると、逆効果ですので、まずは少な目から試して、
徐々に自分に合った量を探していきましょう。
適量の馬油を手に取り、両手でしっかり温めるように
こすり合わせて肌に押し付けるようにして馴染ませましょう。
こうすることで、先ほどの洗顔で肌に残っている水分と一緒に、
馬油が肌に浸透します。
その後は、化粧水で肌を整え、普段通りのお手入れやお化粧をします。
夜のお手入れとしては、入浴中に洗顔した後、すぐにその場で馬油を塗り、
湯船につかりしばらく置いた後、軽く洗い流し、入浴後に化粧水などで
お手入れをします。この場合の馬油の量は、昼間より多めでよいでしょう。