値下げ合戦で疲弊する牛丼チェーン店や、100円ハンバーガーなどで
攻勢をかけるもここにきて売上や利益とも前年割れになりそうな
ハンバーガーチェーン店などを尻目に、カレーチェーン店のココ壱番屋が
一人勝ちであるという記事を見つけました。
ココイチは全国で1200店舗以上を誇り、他のカレーチェーン店の
追随を許さず、まさに独走状態の感があります。
そんなココイチの強みは次の3つの点にあると記事には
書いてあります。
1つ目はカレールーをハウス食品から調達していること、
2つ目は値下げをしないこと、そして3つ目は独特な
フランチャイズ制度だそうです。
1つ目のカレールーをハウス食品から調達しているというのは
始めて知ったので驚きでした。
ハウス食品は壱番屋の大株主であり、両社の結び付きは強固で、
そこからくる安定したカレールーの供給というのがココイチの
強さの最大の要因のようです。
2つ目は値下げをしないことで、これは牛丼屋チェーン店で
値下げ合戦で皆が競争力を低下させたように、安易な値下げは
自分の首を締めることになります。
その点ココイチは徹底して値下げをしないという姿勢を貫いています。
3つ目の独特のフランチャイズ制度ですが、一般的な
コンビニなどのFC制度と異なり、一般からの募集はなく
全て暖簾分けの形態で従業員がそのまま新規店舗を
オープンするという形で、また研修期間も2~5年と
長いこともココイチの経営がしっかりしている理由の1つかもしれません。
独走するココイチですが、個人的にはもっと競合する店が増えて
価格がもう少し下がってくれると嬉しいのですが。