雑記

シンメトリーを嫌う日本人

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memo1228
昨年末歌舞伎役者中村勘三郎が57歳の若さで亡くなりました。
ちょうど京都の南座では息子の中村勘九郎の襲名公演が開かれており、
あわせて話題にのぼりました。次男の七之助も襲名公演に出演していました。

ここで初めて気づいたのですが、親子の名前に三、九、七が入っています。
いずれも奇数です。五はないかと探しますと尾上菊五郎の五、坂東玉三郎の三
と歌舞伎役者の名前には奇数が多いことに気がつきました。(松本幸四郎、
市川団十郎の偶数もありますが)

ここでまた話は変わりますが、ヨーロッパや中国は左右対称のシンメトリーを
大事にします。それぞれの国の歴史ある建物はほとんど全部がシンメトリー
にできています。一方日本はもちろんシンメトリーの建物はありますが、
そうでないものも多く、また内部空間にはシンメトリーを明らかに嫌っている
と考えられる造作があります。その典型が和室の床の間です。例えば8帖
の和室に床の間がある場合は真ん中ではなく、片側にありもう一方には違い棚
があるのが普通です。

建築でも有名な桂離宮はシンメトリーを完全にはずしたすばらしい例でしょう。
また庭園についても、フランスのベルサイユ宮殿の庭園に代表されるように
ヨーロッパの庭園はシンメトリーです。一方日本庭園はシンメトリーではありません。
こういう例はいくつも見出すことができます。

日本建築には数奇屋づくりがありますが、この数寄は奇数と関係があります。
2で割れない奇数はシンメトリーではありません。ここにも日本人の感性が
現れています。冒頭の歌舞伎は日本の伝統芸能です。奇数を好む日本の
文化と関係がありそうです。

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