アトピー性皮膚炎などの、アレルギーが原因の疾患は、
治療が困難だといわれています。
アレルギーは、ひとつの要因だけでなく、あらゆる
アレルゲンが混雑して発症することが多いのです。
ですから、アレルゲンをつきとめるところから始まり、
その治療法もさまざまで、個人の体質によって異なることから、
治療に時間がかかります。
アレルギー疾患の患者に共通していることは、慢性的な症状と、
治療の長期化、それから体内の栄養の偏りがあげられます。
治療中に、医師から食生活の指導があると思いますが、ビタミンが
不足していることを指摘されるケースが少なくありません。
体内の栄養バランスが崩れると、免疫力が弱くなり、
アレルギー疾患を招く原因のひとつになるのです。
そこで、アレルギー疾患をもっている人に、ぜひ注目して
もらいたいものがあります。
個人差があるものの、患者のなかで極端に少ないと
いわれているものが、ビオチンという栄養素です。
ビオチンは、本来ならば体内で形成されますが、アレルギー疾患を
もっていると、形成されにくくなるのです。
ビオチンが不足すると、皮膚や粘膜の健康状態が悪くなり、
アレルゲンの侵入を防ぐことができなくなります。
不足状態が続くと、疲れやすくなり、体の抵抗力が弱くなったりします。
即効性があるわけではないですが、サプリメントなどで補うことで、
体内でビオチンの働きを活発化されることが可能だと思います。
続ければ、アレルギーの症状が緩和される可能性も高いので、
試してみてはいかがでしょうか。