私たちは、自分のことなのに体の仕組みのことや
内臓の働きのことをあまり知らずにいます。
内臓の働きをキチンと理解して、内蔵を守るために
気をつけるなら必ず健康な生活を送ることができます。
今回は「胃」の働きについて説明したいと思います。
胃はとても大切な役割を担っているのです。
まず食べたものの消化をするわけですが、口の中で荒く
砕かれた食物を胃でお粥のようにどろどろにするのです。
また胃酸によって食事と一緒に入った雑菌を殺します。
この機能が弱ければ、栄養の吸収に支障が出ますし、
すぐにおなかを壊してしまうでしょう。
どれほど胃の働きが大切かがわかります。
この胃の働きを守り、胃に負担をかけないようにするために、
生活習慣で気をつけるべきことがあります。
たとえば、毎朝朝食を食べることはとても大切です。
夕食終了が22時だったとして、朝食を抜いて翌日の正午まで
食事を取らないとすれば、14時間も胃が空っぽの状態になります。
そうすると胃液が溶かすものがないので胃壁を傷つけて
しまうようになるのです。ですから朝食は必ず食べましょう。
昔から「腹八分」とはよく言ったものです。
たくさん食べて一度に胃をパンパンにすると、胃液の分泌が
悪くなります。胃液の分泌が悪くなると消化不良へとつながります。
時間通りに適度に食べる習慣は思っている以上に胃の健康へとつながるのです。
その他にもアルコールは適量を守ること、好みだからといって
香辛料をたくさんかけすぎないこと。
またニコチンは胃酸の分膣を促進させる働きがあるので、
胃を痛めます。百害合って一利なし。タバコはやめましょう。
表面からはわかりませんが、胃を含めた内蔵も24時間稼動しているのです。
私たちも健康でいたいと思うなら、自分にできる生活習慣の改善で
内臓を大切にして健康に気をつけましょう。