そのように意気込んで、抱負だおれになった経験は、
多くの人が持っているのではないでしょうか?
忙しい社会生活の中で、自分の時間を確保して、
読書を続けることは、案外難しいことです。
そこでそうした読書の抱負を諦めたくない人のために、
アドバイスしたいと思います。
ある期間にこれだけの本を読みたいと思った時は、
徹底的な具体的な読書プランを練り上げることです。
一番良いのは、1年ないし、3カ月や半年など、
中長期の目線で、読む本を予め決めておくこと。
そして、「今週はこの本、その次は何日までにこの本」というように、
本の質や量を考えながら、締切をきめて、それをスケジュール帳に
書き込むことです。
読んだ本から線を引いて消していくと、達成感もあります。
読むスピードを上げるためには、多少義務感をもって
読む本を先に、本当に読みたい興味がある本を、
あとのほうの計画にもっていくと良いでしょう。
「これを読んだらあの本が楽しめるのだ」という、
いい意味でのプレッシャーを自分にあたえ、面倒な本も
一生懸命読み進めるようになります。
最後に大切なのは、「あまり無茶なプランをたてないこと」です。
よっぽど多読、速読に慣れていなければ、一か月に50冊も
100冊も読むことは至難の業です。
読書の時間は限られています。
欲張りにならず、1週間か2週間に1冊くらいの、比較的余裕を
もったプランで計画すると、着実なステップで読書を
完了していくことができるでしょう。