キリンビバレッジの「キリンメッツコーラ」やサントリー食品インターナショナルの
「ペプシスペシャル」など特定保健用食品の“特保コーラ”の大ヒットにより、
国内炭酸飲料市場が拡大しているという記事がありました。
キリンの”トクホメッツ”は2012年4月、サントリーの”トクホペプシ”は
2012年11月の発売ですが、2011年は低迷していた炭酸飲料市場が、
2012年にはこの2つの”トクホコーラ”に引っ張られて大きく増大しました。
トクホメッツ”は食物繊維「難消化性デキストリン」が食後の中性脂肪の
上昇を抑制するという効果があるらしく、中性脂肪が気になる中年男性だけで
なく女性の支持も集めているとのことです。
トクホペプシも同様の効果をもち好調な出足ですし、
アサヒ飲料も、整腸作用を売りとする特保の炭酸飲料
「アサヒファイバー7500」の販売が順調とのことです。
最近はアルコールゼロビールのように、どこかの会社が一つヒット出すと
すぐに他の会社が追随して同様の商品を出すという傾向があり、
これもまさにそれと同じ流れですが、競争しながらより安くて
よりいいものが手に入りやすくなるのは私はいいことだと思います。
”トクホコーラ”などの特徴は他の特保飲料と比べて値段が
手頃だということで、それが需要増加の要因の一つとも見られています。
2013年はこの競争が更に激化し値下げが進むのではと
記事では述べていました。
ただ言うまでもなくこれらの炭酸飲料には糖分が含まれているので、
取り過ぎれば”トクホ”どころか逆効果になるので、その点は注意が必要だと思います。