頭皮が乾燥する原因には、さまざまなことが考えられます。
まず、夏や冬には、エアコンや暖房器具などで
温度調節をすることが多くなります。
こうした室内は空気が乾燥しがちなので、頭皮が乾燥してしまいます。
また、もともと乾燥肌タイプの人は、頭皮にもその影響が現われます。
さらに、毎日のシャンプーも大きな原因の一つです。
洗浄力の強いシャンプー剤をたくさん使うと、頭皮に必要な皮脂も
洗い流してしまうことがあります。その上、
シャンプーの方法や、その後のお手入れにも注意が必要なのです。
では、正しいシャンプーの方法とはどのようなものでしょうか。
シャンプーをする際は、髪を濡らす前にブラッシングをします。
こうすると髪のからまりが解け、ほこりが落ちます。
そして、シャンプーの泡立ちを良くする効果もあります。
次に、40度以下のお湯で髪をすすぎ洗いします。
一般的には、このすすぎ洗いで髪についた汚れの七割が
落ちると言われています。
シャンプーは、髪ではなく地肌を洗うものです。
ですから、このすすぎ洗いはとても効率的です。
続いて、手のひらでシャンプーを泡立てます。後頭部や即頭部
にそれを塗布し、指の腹を使って頭皮をもむように洗います。
この時、爪を立てたり強くこすったりすると、頭皮を傷めるので避けましょう。
そして、すすぎは十分に行います。ここでシャンプー剤が頭皮に残っていると、
後で頭皮のかぶれや乾燥を招きかねません。
5分ほどかけて丁寧にすすぐのが理想です。
シャンプーが終わったら、乾いたタオルで水分を押さえるように拭き取ります。
髪をぬれたまま放置しておくと、キューティクルが傷み、頭皮や髪が乾燥します。
シャンプーの後は、タオルドライをしてから、短時間ドライヤーを当てて乾かすのが有効です。