社会

衆議院選挙の比例代表制の当選者の決まり方

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memoS1
年末に衆議院選挙がありましたが、多くの人によく
理解されていないのが、比例代表制の当選者の決まり方です。

日本の衆議院選挙には2つの大きな特徴があり、1つ目は、
小選挙区制と比例代表制に分かれていて、どちらにも立候補できる
(重複立候補)ということ、2つ目が、小選挙区の結果が比例代表の
当選者決定にも影響を与える(惜敗率ルール)ということです。

小選挙区制は、1票でも多数の支持を得られた人が
当選するしくみなので、非常に分かりやすくなっています。

独特なのが、比例代表制の惜敗率ルールです。
比例には重複立候補ができるので、小選挙区で落選しても、
場合によっては比例代表で復活当選することができます
(ただし、有効投票の10%しか得票できなかった人は除外)。

比例代表では、全国11ブロックごとに票が集計され、
ブロックごとに議席を確定し、180人の当選者が出ます。
例えば、北海道は8人、東京都は17人、近畿は29人などと
なっています。

政党は、ブロックごとに候補者名簿を提出し、そこには
順位をつけなければなりません。
しかし、順位を分ける必要はなく、全員が1位でも構いません。

そこで、例えば、獲得票数によって比例から3人が
当選できることになったとします。
比例のメンバーは5人いますが、全員が重複立候補者で、
全員の順位が1位です。そして、全員とも小選挙区で落選しました。

その時の当選者を決めるのが惜敗率です。小選挙区の勝者の投票数に、
より近い投票数の人が当選することになります。
70%より80%、80%より90%の惜敗率の人が優先順位を得ます。

なお、比例名簿の同順位に比例代表への単独立候補者がいた場合は、
単独立候補者に優先権があります。

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