トヨタが米ラスベガスで、同社としては初めての自動走行車を
公開したという記事がありました。
天井やフロントバンパーに搭載したレーザーやカメラを使い、
他の車や道路状況、信号などの情報を総合的に勘案して自動で
走行することを可能としているそうです。
現時点では市販化する予定はなく、これらの自動走行技術を通して
「ぶつからない車」のようなより安全性を高めることに
活用することを想定しているとのことです。
信号の色を識別し進むか止まるかを判断するとのことですが、
日本の道路状況では信号の切り替わり時の赤信号無視は
半ば常態化してますが、こちらが青でも前を車が横切っていたら
止まるとか判断するのでしょうか。
交差点付近の車や人の動きを感知したり、白線を認識して
位置を調整したりもできるそうですが、実際の道路は想定外
の事象のオンパレードなので、果たしてどこまで
”お任せ”できるのかちょっと疑問な気も正直します。
車間通信やGPSなども利用するということで、適正な車間距離を
保ったり、行き先を指定すれば目的地まで自動で連れて行ってくれる
機能などもあるのでしょうか。
そうなるともう自動運転のタクシーに乗っているようなものであり、
免許や保険などもいらなくなるのかあるいは別な制度になるのか
するのかもしれません。
自動走行車は既にグーグルが開発に着手していますし、それ以外にも
米フォード社や米GE社、独アウディ社なども開発を進めているようです。
まだまだ実用化にはほど遠いとは思いますが、実現すると車社会の
構図が完全に一変することになります。
未来の世界の夢の乗り物のような話ですが、まずは何よりも安全性を
最優先に開発を進めていっていただきたいと願います。