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日本電産の永守重信社長は8日、京都市内の本社で会見し「日本の厳しい労働規制では、中国や韓国の企業との競争に負ける」と述べ、労働法制の解釈拡大と規制緩和による労働条件の柔軟化を政府に要望する方針を明らかにした。
~中略~
そのうえで「グローバルな競争に勝つには、法律を拡大解釈してもらい、勤務体系を柔軟化できるようにすべきだ」と語り、政府に労働条件の規制緩和を求める考えを示した。
「日本の尺度では中韓に勝てない」日本電産社長、労働規制の柔軟化求める
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130108/biz13010820040036-n1.htm
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これはあまり賛同できないように思えるのですが
どうなのでしょうか?
この柔軟化というのは、要するにこれ以上
労働基準法を悪く解釈して従業員をより働かさせるという
ことを言っていると読めますよね。
ここまで先進国として日本が育ってきて、今は不況で苦しいとは
いえども、働きすぎの日本であったことは間違いありません。
これからは精神的にも豊かな生活を目指していかなければ
いけないと思うところなのですが、これでは逆行してしまわないでしょうか。
最終的には働く人達が幸せにならなければいけないのであって
他国にその企業が勝つために従業員が犠牲になってしまうのでは
何の意味もないんです。
自分が犠牲になった結果、会社が成長してくれました。
これでうれしいのはオーナーであって従業員ではないのではないでしょうか。
規制緩和していった結果、今多くの会社員と非正規の方々が
苦しむという状況になってきました。
もう少し幸せを追求する方向性を見ていかないと
この企業だけでなく、日本はおかしい方向にいくように
思えてしまいます。