小学校児童がアレルギーの食事をおかわりで
うっかり食べてしまったために死亡してしまったという
事件、市教委が検証委員会を設置するということで
動いているそうです。
(参照)
調布の小5 給食アレルギー死 市教委、検証委設置へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130109/CK2013010902000086.html
原因となったものは「余った粉チーズ入りチヂミ」
さらに、
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女児が「ほしいです」。担任は「大丈夫か」と応じ、粉チーズ入りチヂミを渡した。
市教委によると、担任はこの際、女児の親が作成した女児用献立表を確認。
チヂミにアレルギー食材の印が付いていなかったことから「大丈夫と判断した」という。
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ということで、職員側としても全く無視した運用を
行っていたわけではなく、あくまで人為的なミスによって
起こってしまった事件というわけです。
職員のミスとして責めるような声もあがっているようですが、
そもそも一職員に少し食べてしまっただけで死に至るような
食事の責任を負わせるというのは正しいのでしょうか?
この学校は普通の小学校であり、職員は医者でも何でもありません。
さすがに一般の教職員に命の危険までを判断させるというのは
制度的に問題があるのではないでしょうか。
人間である以上、いつ何のミスが起こりえるかわかりません。
おかわりではなく、通常の調理においてはアレルギー物質を
除いた特別なものを作っていたとのことですが、これだって
100%絶対安全とはいえないものです。
ここまでの危険を冒してまで普通の給食と同等とする必要性が
あるのか、これを教職員に追わせるのはあまりに酷に思えて
しまうのです。