痛さを伴った不快感や鼻をかむたびにティッシュに
血がにじむといったことをはじめ、本来水分によって
異物を吸着し外に押し戻すという鼻粘膜の免疫作用が
低下することによって風邪をひきやすくなったり、
睡眠時無意識下で口呼吸に切り替えることによる
口内乾燥やそれによって虫歯が進行しやすくなったりと
症状はさまざまです。
そもそも、なぜ冬にそのような症状がでやすいのでしょうか。
じつは、これも人間の生理現象の一つなのです。
外の空気が冷たく乾燥するようになると、身体はその冷気を
直接肺に取り込まないようにして鼻粘膜を膨張させます。
それによって鼻を通る空気が触れる面積を増やし空気を
暖めるのと同時に、適度に加湿するのです。
加湿の元となる水分はもともと鼻にあったものですから、
結果鼻腔内が乾燥することになります。
いくら生理現象とはいえ、不快に感じる人も多いのでしょう。
最近では対策用の薬剤もいくつか登場しています。
スプレーやジェル状のものがあり、メントールやラベンダーなど
香りづけされているものもあります。
成分的には食塩水や保湿ジェルとほぼかわりませんが、
それでもなにもしないよりは効果があります。
お悩みの方は一度ためしてみてはいかがでしょうか。