安倍首相が世界一を目指せとiPS細胞の開発の
山中教授に支援を約束したということが報道されています。
今後10年間で約1100億円を支出する政府方針との
こと。
「やはり世界一を目指さないと駄目だ。未知の分野に
挑戦していく精神があって初めて大きな成果が
出てくるんだろう」
一見いいことを言っていて、確かに悪いことではないのかも
しれませんが、どうにも民主党の2位じゃダメなんですか?と
いう一人歩きした台詞にかぶせているように見えます。
あの報道も2位という言葉を恣意的に切り取られて
本来の主旨からは捻じ曲げられて報道されてしまったというのが
実態。
そもそも財政が限られている中で本当に1位であり続ける
必要があるのかということは考えなければいけない話の
ハズです。
2位になったら業界シェア等の問題で致命的ダメージを
受けたり国力に影響するような話であるのか、それとも
研究を発展させていくことが重要なのであって1位に
こだわる必要性がないものなのか。
限られた予算にも関わらず1位というのは矛盾している
ところもあり、予算を増やすのであれば、結果自らの
税負担を上げるということになります。
本当にこのあたりを考えて批判、応援しているのか、
iPS細胞は確かにとてつもなくすばらしいものであることは
間違いありませんが、パフォーマンス色が強くなり
実態が伴わないようにならないかが心配です。