ワタミ(和民)といえば、居酒屋でもちろん有名ですが、
社長がマスコミに頻繁に出てくることでも有名になっていますよね。
今は実質的な利益を上げているのは介護事業とのことで
かなりの多角化を進めているようにも見え、成功した憧れの
企業のようにも見えます。
ただ、本当にそうなのでしょうか?
ワタミの従業員が過労自殺するようなことがあったり、
残業代の未払いが発覚したりと何かと騒ぎが大きい企業に
なっています。
理念を見ると、かなり崇高な理念をかかげています。
社長がマスコミ等に語るような言葉と同じようなものですね。
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ワタミグループは、理念の共有を最重要視し、事業展開しています。
ワタミがその事業に参入してくれてよかったと言っていただけるように、「人」と「人」がふれあう、あらゆる場面で、“ありがとう”を集めます。ワタミは、様々な社会貢献型ビジネスをグループで展開し、ステークホルダーの皆様から、感謝と信頼を集め続けることを目指します。
http://www.watami.co.jp/corp/rinen.html
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ただ、そういって経営している最中、今度は
介護施設の方でも事件が起こっています。
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<介護施設>東京・板橋で女性水死 職員が入浴時放置
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130112-00000008-mai-soci
居酒屋チェーンなどを展開する「ワタミ」(東京都大田区)のグループ会社「ワタミの介護」が運営する板橋区の介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」で昨年2月、運動障害を起こすパーキンソン病の女性(当時74歳)が入浴の際、付き添いの職員が1時間半にわたって風呂場を離れ、女性が水死していたことが分かった。施設側は当初、遺族に病死と説明していた。警視庁高島平署は業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
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これは誰が悪いのでしょうか?
もちろん実際に犯罪をおかした職員は悪いに決まっていますが
あまりにも不祥事が多いのは企業体質的な問題があるのではないでしょうか。
従業員が本当に誠心誠意介護を行いたい人が集まってきていて、
真摯に経営理念を理解し、そして適正な労働時間で適正な報酬を
受け取っていた場合このような事件は発生しないのではないでしょうか。
どうにもワタミの理想としている姿は
経営としての成功であり、会社の利益を増やすこと、
であり、従業員を軽視している感が拭いきれません。
ワタミと検索窓に入れただけで予測候補に「ブラック」と
出てきてしまう状況。
いい加減、従業員に対しても厳しい教育ではなく、
仲間としてきちんとした待遇を取るべきではないでしょうか。