震災における風評被害が収束化し、今多くの海外観光客が日本に
戻ってきています。その中において、昨年日中関係の悪化に伴い、
中国人観光客が減っていく問題を日本の観光関連企業が抱えています。
この問題を解決するために中国人ではない別の国の観光客を呼ぶ動きが出ており、
その中にイスラム教徒を対象としたガイドも出てきています。
イスラム教徒は東南アジアのGDP第2位のデンマークに6割方おり、
多くの人が日本の景色見たさに観光を要望しています。
日本企業もこの要望に応え、新しく観光ガイドを作ろうという動きになっています。
しかし、一つ問題があります。それは食事です。
イスラム教徒は戒律を厳しくしており、特に食事においては厳しい規制が
強いられています。例えば、アルコールを口にしてはいけないルールがあるのですが、
通常日本の調理においては殺菌の為、アルコール系の薬品を使っており、
調理器具における間接的な付着においてもイスラム教では禁止されています。
また、イスラム教徒は、礼拝する事を日常的に行っており、
ガイド中に礼拝する場所を設ける事も必要です。
故に今までイスラム教徒の観光客をあまり重要視していなかったのは、
この戒律に対応する事が困難だったからです。
しかし、中国人観光客が減ったことで今、
ホテル側や観光先も新しい観光客を確保したいという思いから協力を要請が増えています。
日本は島国である為、海外からの需要は必要不可欠です。
今回の反日運動で日本は大きな損害が出ましたが、
これを機に別の国の需要を確保し、グローバル化に向けた
取り組みが推進されるのは望ましいと思います。