今や飲食やホテル業界だけでなく、「接遇」は、
人との関わりで大切なこととして重要視されるようになりました。
接遇についての研修や講演会も盛んになり、
人々に浸透してきた言葉ではないでしょうか。
接遇とは「思いやりを持って、相手に接すること」で、基本的なスキルには、
表情、身だしなみ、挨拶、言葉遣いなどがあります。
普段表情は鏡を見ない限り、自分では見ることができないものです。
不機嫌そうに見られたり、怒ってもいないのに、怒っている?と
指摘されるときは、周りから見て、そのように見える「表情」になっているのです。
人にいい印象を与えるために、また、円滑なコミュニケーションに
必要なのは「笑顔」ですが、この笑顔、顔の筋肉が固いとぎこちないものに
なってしまいます。
でも、いい笑顔は、口もと、目もと、そして「心」が一体にすることで作れます。
口角を上げ、目じりを下げるイメージで、相手を想いながら・・・自然な笑顔の完成です。
身だしなみも、人が相手のイメージを瞬時にインプットする大きな
要素になります。
面接場面で「第一印象が大事」というのは、まさに、好印象で
信頼を獲得することにあるのです。
あと、よく混同されるのは、おしゃれをすること=身だしなみの良さでは
ありません。おしゃれは「自分のために」身を飾り、身だしなみは
「相手のために」身を整えることです。
最近では、おしゃれを重視するあまり、身だしなみの配慮が欠ける人を
よく目にしますが、「清潔感、TPOをわきまえた上品さ、知性」この身だしなみ
三大基本を忘れず、一人一人が接遇意識を高めていけるとよいと思うのです。