安楽死や尊厳死。
言葉では区別がされるのか医学ではどうなのか
素人ではよくわからない事柄で、
出来る限り「たのしく暮らしたい」「ラクに死にたい」
というのは人間の常なのでしょう。
個人的には無理な延命治療は避けたい、といったところです。
そもそも延命治療とは?と語句を調べてみると
「一般に、回復の見込みがなく、死期が迫っている終末期の
患者への生命維持のための医療行為をいう。
人工呼吸器の装着、心臓マッサージや昇圧剤投与による
心肺機能の維持、水分や栄養の点滴などがある。
ただ、「終末期」の明確な定義はなく
「いつまでが救命で、いつからが延命か」という線引きは難しい。」
(2006-04-22 朝日新聞より)
心臓マッサージやAEDを使うというのは
実は結構普通のことであるような気がします。
栄養がとれない患者に対して水分や栄養の点滴をすること。
それも、入院患者さんを病院で診ればとても自然なことに見えます。
もしかしたら、生命を維持できる
まだ生きられる、脳死のこともそうですが。
そもそも「命」は大事に使うとどこまでも持ちそうです。
これから高度医療を選択することで、どこまでも治療が続く
苦悩が続く、ということをじっと自分で考えてみると
できれば、長患いはしたくない、そう思うわけで。
救急で運ばれたとき、本人が救急車を呼んだときには
治療の意思が本人にある、ということになるので。
治療は開始されるでしょう、治療が開始されたということは
そこから「治療をとめる」ということは実際、医療側には
無理なことになるはずです。
ここの線引きがさきほどの「いつまでが救命でいつから延命」に
なるのでしょうが、あまりにもあいまいです。
ただ、本人に明確な「延命治療の拒否」の意思があり
それを文書で提示することができれば、延命治療を拒否することが
可能となります。
その場合は法的に決まった書式があるわけではないので
公正証書として作成するか、もしくは、ネットで検索すると
文例がでてくるものをプリントアウト、記名押印して
免許証や身分証明書とともに肌身離さず?持参していることが
必要となります。
臓器の提供する・しない、とともに
免許証にも尊厳死や延命治療の是非を記入できる
欄ができるといいですね。