全国のガソリンスタンドで、2013年の2月にかけて
廃業するところが一気に増加するのでは、という記事がありました。
全国的にマイカーの需要低迷によるガソリンの需要低下のため、
廃業するガソリンスタンドが増加している傾向にありますが、
今回はそれに輪をかけて加速させる要因があるとのことです。
それは、40年を経過したタンクは老朽化のため燃料が外に
漏れ出す可能性があり、法改正により古いタンクについては
新しくするなり、油漏れなどがおきないよう改修するなりの
何らかの措置を取らないと営業できないようになったことです。
これがタンク1つについて数百万から千万という額にのぼり、
それだけの費用を工面できないスタンドは必然的に廃業せざるを
えないという深刻な事態に至っているとのことです。
ガソリンスタンドの廃業は単なる店舗の閉店では済まないケースもあるようです。
ただでさえ減り続けるスタンドが2013年2月で一気に減少すれば、
近隣にガソリンスタンドが1軒も無いといういわゆる「買い物難民」ならぬ
「ガソリン難民」が急増するのではという恐れが指摘されています。
またガソリンスタンドの閉鎖は灯油を購入している人達にも影響を与え、
近くに灯油を購入できる場所がなくなった場合、厳しい寒さの中
どのように暖房手段を確保しようかと途方に暮れるお年寄りなども
少くないと見られます。
大震災の時にもガソリンスタンドに長い行列ができる光景が
報道されていたように、ガソリンスタンドは既にライフラインの
一部と言っても過言ではないので、何とか行政が救いの手を
差し延べるようにしてほしいと願うばかりです。