どうして日本人というのはこんなにお人好しで付和雷同なのでしょうか?
そもそも3年前、民主党は、ムダを排除するまで消費増税しない、と
宣言しました。いったい、ムダは排除できたのでしょうか?
せめて退職官僚が天下りで不要な退職金や過分な報酬を税金から
横取りするシステムぐらいは、改善できたのでしょうか?
3年の間に、いつのまにか、マスコミまでが官僚批判をやめて、
消費増税必要論ばかり煽っていました。マスコミが攻撃したのは、
退職官僚の過分な報酬ではなく、小沢氏と鳩山氏の「政治とカネ」です。
そして、政治家と芸能人の区別がつかない多くの人々は、マスコミの
描く絵柄どおり、小沢氏を悪人と思い、民主党の小沢排除に拍手喝采したのです。
彼に欠点があることは否めませんが、基本的には国民が支持した
民主党マニフェストを守ろう、と主張していただけなのに。
「日本維新の会」支持も異様です。橋下氏は確かに最初は原発再稼働批判など、
体制批判的な言動をしていました。それが今ではすべてあいまいになって、
ほぼ自民党と同じ主張になってしまいました。
石原氏と組んだ後は、完全に第二自民党です。消費増税も地方税化すると
言うだけです。消費増税を地方税化しても、他の税金が国家官僚の自由になるだけでしょう。
大政翼賛会が、この「自由な民主主義社会」に復活したと見ているのは
私だけではないでしょう。「鬼畜米英」が「鬼畜中国・北朝鮮」に変わって、
デジタル放送にのって再び開戦キャンペーンまでいきそうです。