iPhone5の需要が薄くなってきているため、米アップルが関連する
部品の注文を削減している、というニュースがありました。
それによると、2013年1~3月期の液晶ディスプレイの注文が、
当初の予定の半分程度になりそうだということで、また
液晶ディスプレイ以外の部品の発注も減少してきているのだそうです。
初代iPhoneの登場以来スマホ業界の先頭を走り続けてきた
アップルですが、ここにきて韓国サムスン電子などが提供する
グーグルの”アンドロイド”搭載のスマホの勢いに押されて
きているということなのでしょうか。
最新のiPhone5では搭載されたマップの不具合が
指摘されるなどの問題点もありました。
最近iPhone5対応のグーグルマップも登場し、とりあえず
マップの問題はこれで解決したのかと考えていましたが、一度何かの原因で
関心が離れたユーザの心を再び取り戻すのは容易ではないということでしょうか。
これによってすぐに”アンドロイド”とのシェアが逆転するというようなことは
無いのでしょうが、少なくとも今までのように新製品を出せば必ず売れると
いうような時代は、さすがのiPhoneも終わりを告げたのかもしれません。
ブームを作り出すのは大変ですが、そのブームを維持することはもっと大変です。
消費者は新しいものにさらにもっといいものを期待するので、
その期待をさらに上回るものを作り続けていかなければなりません。
今はある意味マンネリ化というか停滞期のようなものなのかもしれません。
iPhoneだけでなくタブレットなども好調なアップルですが、
ここはひとつの正念場を迎えるかもしれません。