一時期原価ブーム的なものもあったので、今でも
たまにものの原価が出てきて、大騒ぎしたりしています。
こんなに安かったのか!では売値がこんなに高いなんて
ぼったくりじゃないか!?ぼろ儲けしているのでは?
なんて声も上がったりします。
最近でもとんこつラーメン一杯の原価が出て
原価197円!というようなものもありました。
他にもコーヒーの原価が10円しかないとか。
残りの価格が全て利益と思ってはいけません。
これは原価でもなく、ただの材料費ですよね。
製造原価の中に材料費、労務費、経費が入ります。
そして営業費(販売費+一般管理費)が加わって
総原価となります。
ラーメンの原価が200円といっても、それに対して
莫大なガス代、電気代、水道代がかかって
初めて作られるものです。
そして人件費や店舗代もかかってくるわけです。
人の給料を特に原価から省いて全部儲けだろうと
言いたくなってしまいがちですが、その給料は利益では
ありません。
給料がなければその人は生きていけませんし
アルバイトの給料等も同等で経営者からすると
人件費も経費です。
結局全ての経費を入れると原価はかなり高くなるんです。
材料費が安いから儲かっているというのは大間違いです。