フェイスブックが新たな検索機能「グラフサーチ(グラフ検索)」を
発表したということです。
「グラフ検索」は、“人と人とのつながり”(グラフ)を活用した新機能と
いうことで、入力された複数のキーワードをもとに、フェイスブック上の
人や写真、場所、その他の情報の中でもっとも適合性の高い情報を
抽出して表示するという機能だそうです。
例えばとして以下のような例を挙げています。
「東京在住でAKB48が好きな友だち」「サイクリングが好きな人で出身地が自分と同じ人」
「ニューヨークの友達の写真」「友達が“いいね!”と言った音楽」
「1990年以前の写真」「家族が訪れた都市」「友達が行ったことがあるロンドンのレストラン」
などです。
ミソはこれらの検索ワードの中の”自分”や”友達”、”家族”などです。
通常グーグルなどで検索すると”自分”というのは「自分」という単語になりますが、
グラフ検索では検索している自分自身を指します。
そうすることで自分に関連する情報を的確にヒットして
抜き出すことが可能になるようです。
ただこれはプライバシーの問題が密接に絡んでおり、自分の情報を検索しているのに
他人のプライベートな情報まで引っ張ってきて表示されてしまったらえらいことです。
その辺は十分に配慮されているということです。
現時点で検索可能な項目は「友達」、「写真」、「場所」、「お気に入り」の
4つだそうです。
この機能はまだβ版であり米国でしか使えませんし、
機能自体もかなり限定的なものになっているそうです。
発想としては面白いとは思いますが、これはフェイスブック限定の機能であり、
フェイスブックをあまり活用していない人には意味のない機能です。
どれだけの需要があるのかはこれからということだと思います。