最近よく総合保険代理店の『ファイナンシャルプランナーが無料で
保険の相談を受けます』というWEB広告を見かけます。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは「ファイナンシャル(会計上、金銭上)」の
「プランナー(計画者、立案者)」という意味です。
保険は一生の家計の中で大きな比率を占めることから、FPに相談する人が
少なくありません。FPの基本的な仕事は、年金や保険、住宅ローン、
貯蓄など、家庭の生計における重要な資金計画に対し、家族構成や
収入・支出、資産・負債などのあらゆるデータを分析して、
適切なアドバイスをすることです。
FPの形態は大きく分けて、企業系FPと独立系FPがあります。
FPの90%以上は企業系FPで、銀行や保険会社、証券会社などの
金融機関に勤務し、顧客の相談を受けながら、自社商品の販売を手掛けています。
独立系FPは個人事務所を開業し、顧客から料金を取って相談を受けています。
また、総合保険代理店と請負契約を結び、総合保険代理店から委託されて
顧客先へ出張し、どこの保険会社の商品が顧客にふさわしいかを
説明をしています。無料相談を受けているのは、この独立系FPです。
ところで、総合保険代理店が無料で保険相談のできる理由は、ホームページに
保険の広告を載せることで、各生命保険会社から広告掲載料を
徴収していること、また、資料を請求した場合は、資料請求手数料を
取っていること、さらに、保険の契約が制約した場合には、
紹介したFPから仲介手数料を徴収しているからです。