トラックから軽自動車まで、自動車の大きさが色々あるように
タイヤのサイズにも色々あります。ただ、自分の乗っている車の
タイヤのサイズの見方を知らない人がかなり多くいます。
タイヤのサイズはタイヤの表面や自動車のドアの内側などに表示されています。
「215/45R17 」などと表示されているのがタイヤのサイズです。
表示の見方ですが、始めの「215」はタイヤの幅で、タイヤの断面幅をミ
リメートルで表しています。当然、幅の広いタイヤの方が安定しますが、
車の大きさによって限度があります。軽自動車だと165、2,000ccクラスでは205が限度です。
次の「45」は偏平率です。タイヤの高さ÷タイヤ幅×100で数値を算出しています。
この数値が小さいほど扁平のタイヤになり、若者がスポーツタイプの車に
よく付けています。扁平タイヤはトレッドの接地面積が増えてグリップ力が増すため、
ハンドリングが良くなります。ただ、乗り心地は硬く感じます。
「R」はタイヤの構造です。Rはラジアル構造であることを示しています。
タイヤの骨格となるカーカスの巻き方によって、カーカスが放射状に
巻かれているラジアル構造と、斜めに巻かれているバイアス構造の2種類があります。
ラジアルの方が耐久性や走行安定性に優れているため、現在ではバイアスは
ほとんど使われていません。ただ、バイアスはコストが低くできるため、
トラックのタイヤやスペアタイヤに使用されています。
「17」はリム径を表しています。ホイールのリムの直径(タイヤの内周)を
インチで表記しています。よく16インチとか、17インチなどと呼ばれるのは
この数値のことです。