人間の血液は、不安などのストレスを感じた時に脳に集まる
傾向があります。
体の血液量は決まっているので、脳に血液が集まると逆に
血液が不足してしまう部位がでてきます。
その血液が不足してしまう部位の代表格が足先です。
血液の役割は栄養や酸素を輸送することの他に、体温を輸送する
役目も担っています。
ストレスを抱えてしまうとその血液が足先に十分に届かなく
なってしまうので体には様々な不快な症状が生じてしまうのです。
では、足先に血液が十分届かなくなるとどのような症状が出るのでしょうか。
真っ先に思い浮かぶのは、やはり冷えだと思います。
更に、血流不足が悪化すると凍傷にかかったり、酸素不足により
チアノーゼが生じることもあります。
また、足先の冷えはそれ自体が更なるストレスを呼びやすいため、
場合によっては慢性的に足先が冷えた状態になってしまうのです。
この状態を改善するには、体をリラックスさせ頭部に集まった
血液を体全体に戻す必要があります。
これには様々な方法がありますが、簡単で即効性のある方法の一つが足浴です。
足浴をすると冷えている足先を直接温めることになります。
これは冷えにより生じるストレスを取り除き、体全体をリラックスさせる
効果をもたらします。
そうすると頭に集まっていた血液が体全体に行き渡るようになるので
足先のみならず全身を温める効果もあるのです。
もちろん、足先の冷えを根本的に改善するには日頃のストレスとの
向き合い方や、生活習慣を見直す必要があるでしょう。
しかし、そのためにはまずはリラックスすることが重要です。
もし、冷えで悩んでいるようでしたら、足浴を試してみることを
おすすめいたします。