「133億円」。これは平成24年1~11月までの、5,595件の振り込め詐欺に
よりおよその被害額の合計です(警察庁HPより)。
発生件数は5,595件12月分も入るといくらになるかわかりませんが、
平成23年では約110億1,958万円だったそうです。
少なくとも5,595人の方々が平均すると約238万円の詐欺に
遭われている計算になります。
もちろん、金額の大小はあるかもしれませんが、ほとんどの被害者の
方々が高齢者でありますでしょうし、老後の資金として蓄えていたものと考えられます。
しかし、待って下さい。振り込め詐欺の多くの手口は、子どもを装い、
事件や事故を起こしたり、会社で不祥事を起こした事などに対する
弁償や穴埋めなどのようですが、これってよくよく考えると子ども
或いは家族を信じていないという事につながるのではないでしょうか?
自分の子どもがそのような事をするはずはないと信じていれば、
ウソであるとわかったのではないでしょうか?
だって、自分が育てた子どもなのですから。
もし万が一、現実に不祥事や事件を起こしたというのであれば、
何故それを隠すような行為に加担するのでしょうか?
不祥事を隠すような行為は、子どもが可愛いからではなく、
本当は自分が可愛いからなのではないでしょうか?
本当に子どもを愛しているのであれば、不祥事を起こした責任を取らせたり、
処罰を受けさせる事が、親としての子どもへの真の愛情なのではないでしょうか?
実際に大切なお金を取られた方々にはお気の毒な事であると思っています。
しかしながら、ちゃんと子どもを信じ、本当に愛していたのなら、
このような事件は起こらなかったと思いますし、起こっていたとしても
もっと少ない件数や被害金額であったのではないでしょうか。
ご自分の子ども、ご家族を信じて下さい。そして本当の愛、愛情を注いでください。
そうすれば、このような事件がなくなり、安心した生活が送れると思います。