ブルーレイディスクの映画はDVDのものより綺麗、とよく言われますが、
それは解像度が違うからです。
DVDの解像度は720×480ドットですが、ブルーレイディスクの解像度は
1920×1080ドットになっており、映像を構成する色の点の数が多い分、
緻密な画像になります。
ブルーレイディスクも12cmのディスクなので、表面的にはDVDと
見分けがつきませんが、容量は全く異なり、DVDが4.7GBに対して
ブルーレイディスクは5倍以上の25GBもの容量があります。
この違いには3つの理由があります。
1つ目の理由は、ブルーレイディスクのトラックピッチ(記録される情報の間隔)がD
VDの半分以下に小さくできているため、その分記録を多く取り込めます。
2つ目の理由は、レーザーの違いです。DVDでは赤色レーザーが使われていますが、
ブルーレイはその名の通り、青紫色レーザーを使用しています。
青紫色レーザーは赤色レーザーよりも波長が短いため、ディスク上での
スポットが小さくなり、より小さな場所への記録・読み込みが可能となります。
3つ目の理由は、記録層の位置の違いです。DVDはレーベル面と読み込み面の
ほぼ中間に記録層がありますが、ブルーレイは読み込み面に近いところに
記録層があります。
従って、ピンポイントにレーザーを当てることができることから、
高い記録・再生機能を有することができます。
ブルーレイディスクはDVDよりも容量が大きいため、たくさんの情報を
入れることができるようになったことで、よりライブの映像や音声に
近い形で収録することができるようになりました。
なお、地テジテレビはハイビジョン画質になっているため、DVDの容量では、
同じ画質では録画ができません。画質を下げて記録することになります。