歯が白くてきれいだと、見ていて好印象を持ちます。
そこで、見た目が重要な芸能人や歌手の中には、インプラントの治療を
受けている人がずいぶんいます。
インプラントとは、あごの骨にチタンでできたスクリュー型の
人工の歯根を埋め込み、その上に自然の歯に似せた人工の歯をはめたものです。
インプラントの特徴は、差し歯と違って人工歯をあごの骨に埋め込むため、
半永久的に抜けることが無いことと、自然歯と同様な噛み心地を
得られることです。
また、ブリッジのような両隣の歯に支えてもらうわけではないので、
ブリッジをはめるために隣の健康な歯を削る必要もありません。
インプラントの手術の特徴は、人工歯根をあごの骨に挿入した後、
骨と人工歯根が結合するまで3ケ月~6カ月の間、次の施術を待たなければいけないことです。
インプラントの素材にはチタンが使用されていますが、チタンには生体親和性と
いう独特の性質があり、骨の中で異物として認識されずに、新しい骨がチタンの
周りに巻きついていきます。
3ケ月~6カ月も経つと、インプラントが骨に取り込まれた状態になります。
インプラントの歯根の形がスクリュー型をしているのは、表面積を
広くすることで、それだけ骨との密着度を高めるためです。
ちなみに、インプラントの最大のネックはその費用で、1本30万円~50万円もします。
しかも、健康保険が適用されないため、高額な費用はすべて利用者の自己負担となります。
インプラントの利用者が増えない一番の要因になっています。