時代とともに「仕事」といったものの概念も大きく変わりつつあります。
仕事には収入を得るための仕事と、家事や育児のように生活の一環と
しての仕事がありますが、ここでは収入を得るための仕事に限って考えたいと思います。
かつては仕事の多くは企業の一員として正社員やアルバイト、
もしくは派遣といった形態で働くか、そうでなければ自分で事業を
立ち上げて行うものでした。
それらに必ず必要になるのは、外に出て人に出会うということです。
言い換えるなら、仕事を認められる前に、自分を認識してもらって
相手に受け入れられるといった壁がありました。
しかし近年、インターネットの存在によって、
新たな形態の仕事が現れてきました。
インターネットで収入を得る方法は様々です。
例えば、オークションで不用品を競売にかける。
ブログを開設して、広告を掲載する。
企業などが募集している商品のモニターになる。
テキストや絵を投稿するしたり、データ入力をする。
などなど、今後も種類はどんどんと増えてくるでしょう。
これらインターネットでの仕事の多くに共通しているのは、
人に会わなくても良い。ネットだけで完結できるという点です。
人に会わなくても良いというと、ネガティブなイメージを
持つ人がいますが、そうとばかりは言えません。
外に出て人と会う必要が無いということは、男性でも女性でも、
若い人でも老人でも、障害者でも外国人でも、仕事の結果さえ出せば
平等に収入を得られるという、差別のない仕事であるということです。
もちろんインターネットには良いことばかりでは無く、ネット犯罪や
ネットと子供の問題など、多くの課題を抱えていることは事実です。
しかし、その良い面を上手に利用していくかどうかで個人の人生さえも
大きく変えて行く可能性があることは、決して否定出来ないようです。