地上デジタル放送が始まってまだそんなに時間も
経っていないように思えますが、もう次世代の画質である
「4K」が2014年7月にスタートすると発表されています。
4Kとは、今のフルハイビジョンよりも解像度が
4倍になるそうです。
現在の地で字では容量の問題がありCSで放送されるそうです。
日本は技術立国でもあるから技術を追求するのは
至極当然のことであり、世界に先駆けてTVの最新技術を
追いかけていくのは素晴らしいことだと思います。
ただ、一般視聴者の人に対してはどうなのでしょうか。
せっかくTVを一斉に買い換えたという状況で
また新技術で買わなければいけない。
もちろん電機業界としてはTVの需要が無くなってしまっては
困るので売り続けるために新たなものを用意しなければ
いけないのですが、本当に必要性があるのかやや
疑問に思えてしまいます。
既に画質としては十分で3Dテレビも今のレベルの技術では
いりません。さらに画面が高画質になったところで
その画質に相対するコンテンツは一体どこにあるのでしょうか。
バラエティ番組で芸人の顔の毛穴まで見たいとは思いませんし、
キレイに移りすぎるドラマは、演出上逆によくないというところも
感じ始めています。時代劇なんか、逆にリアルすぎると不自然さが
出るようにも感じますし、そんなに画質を重要視するのは
広大な景色が移るようなコンテンツくらいではないでしょうか。
これが完全に立体の技術等でしたら喜ばしいのですが、
画面の画質が地デジ以上と今言われてもしっくりこないですし
消費者にとって何の魅力があるのかわからないのです。