股関節が堅くなると老化のスピードが速くなるといわれます。
老人歩きと俗に言われる歩き方は前傾姿勢で足を擦るように
短い歩幅での歩き方です。
これは股関節が堅くなっていて、歩幅が広くとれないのが
原因のひとつです。ですから老化予防のために、股関節を
柔らかくするストレッチを日頃から行なっておくことが大事です。
それから老人歩きにならないためには、片足で立ったままバランスを
とれることも重要です。このためのストレッチをご紹介します。
まず股関節ストレッチから。
これは大リーグのイチローがやっているストレッチです。両足を出来るだけ開いた
状態で腰を落とします。ももが地面に平行になるくらいまで腰を落として、
手のひらでそれぞれの膝をつかみます。
この姿勢から左右にねじる動作をします。右肩右膝を前に左肩左膝を
後ろに後ろに、次に反対の動作を繰り返します。
このストレッチで股関節が開き柔軟性がまします。
次は片足立ちです。最初はバランスがとれず転倒する恐れがありますので、
壁の横にたって行ないます。まず片足でたって、もう一方の脚を背中側にかかとで
お尻を蹴るように曲げ、足の甲を同じほうの手で握ります。
この姿勢で片足立ちを続けます。こうするとバランス感覚が鍛えられ、
かつ曲げた足の大腿部が伸ばされる効果が期待できます。
この二つの下半身ストレッチで老人になっても、歩幅の広いいい姿勢で歩けます。