賭博覇王伝零、今週刊少年マガジン連載中ですが、
カイジで有名な福本伸行氏の漫画です。
本当ならスリルのあるギャンブル的展開が待っている
漫画のはずなのですが、最近はなぜか推理モノ展開・・・。
それが本当に読者を唸らすような鋭い推理やトリックが
登場してくるのであればいいのですが、やはりそんなことは
なく、ずーっと引き伸ばしをしているように見えるんですよね。
最初にある程度の条件が開示されていて、その中から
読者が想像したりしながら、回答を見てそうは思いつかなかった!と
感じるのがベストだと思うのですが、後出しも多いんですよね。
今週の内容を見なければ、そもそも推理できなかった。
これは、推理モノとしてはNGでしょう。
そして天才的な能力を持って進んでいくはずの零が
全く謎を解けずてんやわんやで、どっちつかずのまま
無理やり答えが出てくるような状態。
そもそもこのストーリーの目的って何でしたっけ?
ちょっと財宝等の位置を示す謎解きにしては
無理がありすぎません?という強引展開なのです。
締め切りにギリギリ追われて引き伸ばしのために
無理やりページ数を稼いだり新たな謎を出してきたりと
いう気がしてなりません。
この作者の本当の魅力は人対人のギリギリの攻防戦で
あったはずです。
はやく本当のストーリーに戻ってほしいですね。