組織に高学歴が多くなるとダメになっていくと
いうようなことが語られています。
だんだんと企業が成長していくと社員に
高学歴の人が増えてきます。
そうすると本来は優秀な人達ばかりが
集まっていくのでより企業は成長しても
おかしくないということになりますが、
実際はそうはなりません。
その理由は高学歴の人は冒険しないという
ことがあるのではないでしょうか。
もちろん全員が全員ではないですが、
高学歴の人ほど守りに入りやすいというのが
今の日本の環境だと思います。
下手に大企業の中で変わったことをやってしまうと
せっかく掴んだ自分のポジションが危うくなってしまう。
リスクをとって成功すれば評価されますが
挑戦することには基本評価されず、守りで
会社の中にいる方がメリットが大きい。
これは同様に、起業においても同じで、
思い切った起業は高学歴の人はやりにくいところが
あります。
比較的苦労することなく、有名起業に入ることが
できて、良いポジションが得られるのに全てを
捨ててまで、事業を始める度胸がないし、やるメリットを
感じない。
学歴の特徴もありますが、日本の制度もよくないですよね。
失敗したらそこから勝ち上がるのが相当難しい。
一回起業して失敗した人間を受け入れてくれる有名企業と
いうのはかなり少ないでしょうし、救済措置があまりにも
少ないと思われます。
ハーバード大学等では卒業した人間は大企業思考では
なく起業思考だと聞きます。どちらが良い悪いというのは
難しいかもしれませんが新しい発想が生み出しやすい世の中を
もう少し日本も作っていかなければいけないのではないでしょうか。