本日、ザックジャパンが4日(日)に行われるワールドカップ
最終予選対オーストラリア戦直前にブルガリアと対戦した。
親善試合とはいえブルガリア代表も9月にワールドカップ予選対
イタリア代表戦を控え本気モードで臨んでくれていたので、日本に
とっては貴重な試合となるはずだった。
単にランキングだけで比べてみれば日本の30位に対しブルガリアは52位と
一見格下にも思われるが、かつての強豪国という位置づけを払しょくすべく
ブルガリア代表は来年のブラジルワールドカップに並々ならぬ覚悟で臨み
現在予選の途中経過はイタリアについで2位につけている。
さて今日の対戦ではザックジャパンはオプションとしての3-4-3システムを
前半から使用してきた。が私が見た感じでは時にいい形は作れていたが、
あまり攻撃に怖さを感じなかった。かたやブルガリアの攻撃は基本的なボールの扱い、
連動性が高くチャンスがあればミドルシュートを放ち迫力十分の攻撃だった。
守備に関しても前後半通じて寄せが早く攻守の切り替えは絶品だった。
前半の失点シーンに関してはゴールキーパーの川島は責められないだろう。
後半頭から選手を一気に4人交代してきた日本、両サイドの内田、
駒野に代え酒井(宏)と長友。前線の前田に代えハーフナー、吉田に代え
清武を投入し4バックにシステム変更。前半よりはチャンスを演出できたが、
決定力不足。のちに中村憲剛と細貝を投入するが流れは変えられず・・・。
またしても「本田不在」の文字が各誌面でみられそうだ。
ザックは試したかった3バックはできたが、依然新戦力を試すことはなかった。
親善試合の6人の交代枠をもっと有効に使えたのでは、東か工藤の
どちらかは器用してほしかった。
今季のJリーグは日本人フォワードが活躍している、柿谷曜一郎や渡邉千馬や大迫勇也、
佐藤寿人を招集してほしかった。
海外組の香川、乾、清武彼らのパスワーや連動性は目を見張るものは確かにある、
ゴール前までも迫ることが出来る。しかしうまさは目立つが怖さが感じられない、
かつての高原直恭や鈴木隆之のようにゴールへの迫力ある選手を使ってほしい。