私の実家は福島県の喜多方市というところにあります。
喜多方市はラーメンで有名な麺処。観光客も多く訪れる観光地です。
そんな喜多方にはおそらく知らない人が聞いたら「え、何それ」と
驚く珍しい習慣があります。それが「朝ラー」です。
「朝ラー」とは、朝ごはんがわりにラーメンを食べることです。
ここ数年、喜多方市ではブームになっています。
通常のラーメン屋であれば、お昼前、10時ころに開店、一番繁盛するのが
お昼時~夜、というところが多いのではないでしょうか。
喜多方のラーメン屋も、一番繁盛するのはお昼時です。
しかし、ほかと違うところはその開店時間です。
喜多方の一部のラーメン屋は、朝7時には開店をします。
そして7時を少しでもすぎれば待たなければならない、というほどの人気ぶりです。
休日ともなれば、6時頃から並び始め、開店時間の7時には店先に
行列が出来ているのが普通です。
その客層は、平日であれば地元民、休日であれば全国各地の方言が
店内のあちこちから聞こえてきます。
もちろん全てのラーメン屋が朝一から開いているわけではありません。
一部有名店舗のみしか開店しておりません。そのため混雑が激しいのです。
朝からラーメンということで、朝から脂っこいものを食べるのは・・・と
嫌煙する人も多いのではないでしょうか。
しかしそこは喜多方ラーメンの特徴、さっぱりとした味で、食べやすく、
朝ラーは下は子どもから上はご老人まで幅広い年齢層に愛されています。
また一杯の値段が安いのが喜多方ラーメンのもう一つの
良い点でもあります。ぜひ朝ラーで店をはしごしてみては?